スピークバディにたどり着くまでの道のり
私は日本で生まれ日本で育ち、英語を勉強してきた人間です。海外旅行したことがあるものの、海外生活、留学経験はありません。英検準1級、TOEIC865です。
努力の甲斐あって読み書きには困りませんが、英会話は苦手です。こんな純ジャパニーズの私が会話力を伸ばすべく、アプリで練習することを決意しました。時と場所を選ばず、トレーニングできるのは本当に有難いことです。いい時代になったなぁー♪
会話のためには、相手の英語を聴きとる力が必要です。そこでまずはリスニング力を高めることを考えました。調べてみたところ、そのためには英語の音を理解することが必要とわかりました。そこで、英語発音指導士さんのラジオを繰り返し繰り返し聴き、それぞれの発音記号がどのような音を示すのか、具体的にその音を出すコツを学びました。
その後、ELSA Speakを始めました。この辺の詳しいことは、次の記事をご参照ください。
ELSA Speakで真面目に数ヶ月トレーニングすることにより リスニング力がアップしている実感がありました。 しかし、聴きとった言葉にたいする会話力はELSA Speakでは身につきません。そこで、英会話に重点を置くアプリを始めることにしました。
試すにあたり、毎月の課金が3,000円以下のものにしぼりました。いくつか試し、私はスピークバディを続けることに決めました。
ブラウザでスピークバディを検索すると、アプリ比較まとめ記事でメリット・デメリットを簡潔にまとめたものが複数ヒットします。
私は、スピークバディのユーザーとして、自分が見出したその魅力とメリットをお伝えしたいと思います。
Speak Buddyで対話のスタイルに磨きをかける
ユーザーとして登録して使用開始すると、まず最初にレベルチェックが行われます。一度きりです。 語彙力の確認・発音・リスニングのあと、 いきなり質問されて自力で回答する時間があり(選択制ではないということです)、ドギマギしました。日本人が いきなり英語で会話しなくてはいけない時のプレッシャーがかかる感じです。
その結果、アプリから自分への評価が表示されます。その評価を参考にして、受けるカリキュラムを選べます。カリキュラムは、さまざまなレベルのものが用意されていますので、超初心者の方でも安心して始められますよ。
各カリキュラムのユニットは、
- 「単語学習」
- 「リスニング」
- 「英会話」
- 「英作文」
- 「応用練習」 で構成されており、ある程度進んでいくと
- 「実践AI英会話」
- 「ユニットテスト」
がおこなわれます。
スピーキングのトレーニングは「英作文」「応用練習」「実践AI英会話」でおこなわれます。ここでは画面の英文を読み上げるのではなく、練習したフレーズを応用して自力でとっさに会話をするので、最初はパッと発話できず、しどろもどろになって時間切れになったりします。最初のうちは、AI相手とわかっていても、そんな自分がミジメになったりもしてしまうのですが、回数を重ねていくうち、だんだんとそれはなくなります。これは本当にAI学習アプリの良いところですね!
「実践AI英会話」では、登場キャラから質問をされて、自分が返す回答によって相手の反応が変わります。最初は動揺してしまいますが、慣れてくると、落ち着いて臨めるようになります。結果が「合格」でも「不合格」でも、何度もトライできます。少しずつ、楽しめるようになってきますよ。
一度のダウンロードで、あなたの英語学習を効率化
このアプリ、すてきなところが満載です。
・背景・BGMがつくりこまれている。 色彩,造形がとても心地よい。
とても目に優しい色合いの画面で、私はとても気に入っています!登場キャラクターもそれぞれ魅力的なデザイン。キャラクターに合った声で、さらにリアル感が増しています。各シーンには必ず背景がきちんと描かれています。しかも環境音も入っている。(オフィスでの会話だったら、職場の音とか、空港だったら、アナウンスや人々の雑踏の音など)それらの相乗効果によって、会話が現実味を増しています。
・登場キャラがそれぞれ個性的。性格もユニーク。 まばたきもしているところがリアル。
・練習スキットの場面がリアルなので、応用のきく文章が練習できてよいと思います。 特に、複数の人が集まっている状況での会話の練習もあってとても良い。
私が試したほかの英会話アプリでは、ひたすら英語表現を記憶するものとか、一対一での会話を練習するものが多かったです。 しかし、現実的に英語を使う場合、複数の人がいる場所で会話するケースが多いと思われるので、このアプリで表現を身につけると、広く応用がきくと思います。
・自分の名前を呼んでもらえる
ユニット内での会話で、もれなく自分の名前を呼ばれます。これは、些細なことのようで、本当に重要なことです。深く埋没感が生まれ、集中することができます。
カリキュラムを終えるたびに、とても褒めてくれるのも嬉しい。 日本にいたら、英語での誉め言葉って、わからないですよね。
このアプリで、シャワーのように浴びせられる自分への誉め言葉。最初は「??」でも、学習を進めていくうちに、さすがに少しずつ記憶に残っていきます。自分が覚えれば、第三者に言えるようになりますよね。褒められて嬉しくない人はいません。これは素晴らしいメリットだと思います。
・リアルなキャラクターたちとストーリーラインを経験することで、会話が記憶に定着
・登場するキャラクターたちがそれぞれとても個性的で、アプリが進むにつれ、それぞれの性格のいろんな面が出てくるので楽しいです。
例えば、主人公(アプリを使用するあなたです)の友人たちがあなたとの会話ではみんな親切でにこやかだったりしますが、その友人たちの間でケンカが始まって、彼らの言動で「そんな一面があったのか」と驚く。これってリアルな人間関係と同じですね。
・バリバリキャリアウーマンの上司Debraが初登場するころは威圧感ハンパなくて怖げで厳格な人物に見えていました。しかしストーリーが進んでいくと、彼女が夜までドラマをみてしまい翌日寝坊して遅刻してくるところがあって意外な気持ちに。 シドニーへ出張している時「私はほぼ毎月海外出張してきたけれど、もうトシだからキツくなってきたわ~」などと 言うところもあり、親近感がわきました。
・主人公の同僚Oliviaが、ほかの企業にいるBenのファンで、距離をちぢめようとしていたら実は Benが既婚者だったことがわかってかなーりショックを受けて食欲をなくしてしまうところもありました。働く女子あるあるで、切なくなりました。
「それがどうした」と思う方々もいらっしゃるかもしれませんが、このアプリの学習を進めていく中で、キャラクターたちの魅力とストーリーラインの存在は大変大きいです。このアプリの中で、誰と、どこで、どんな会話をしたか、という”思い出”ができるわけです。英語フレーズが、記憶に定着しやすいという実感があります。
・ランキング:モチベ維持に役立つ
スピークバディでは、参加者のランキングが表示されます。ほかのメンバーの練習してきた時間数、目標や実績を見るのがとても刺激になりますよ。
・魅力的なコンテンツ
街歩きっていいですね~~ ほかにもたくさんステキなカリキュラムがあります!
【1ヶ月続けた感想】カリキュラムは複数登録できます。スマホ上でありながら、さまざまな場面の表現に触れることができるので、飽きないです。
現実の日常の生活や職場でありそうな場面が出てくるので、実用的な表現が多くとても良いと思います。
繰り返しが熟練を生む
ただ、スピークバディのカリキュラムすべてを一回ずつサラッと終えることでは、 「自分が使える英語」として全く定着しないと思います。
残念ながら、日本では英語を使わずに生活できてしまえる。
その環境の中で英語を習得するためには、とにかく英語フレーズを覚えフレーズリストを自主的に反復練習することが不可欠でしょう。 繰り返すことでスピーキング力は確実にアップすると思います。
英会話教室にはない魅力
私は学生の頃、とある英会話教室に大枚はたいて通ったことがありました。数名のグループで、ネイティブ講師がつく形式(特定ではなく、時々替わる)。特別なカリキュラムはなく、グループ内で自主的に発言できる性格の人が主導権を握るようなところがあり、講師もいろんな性格の人がいるため、長続きしませんでした。
その点、スピークバディでしたら、まず、自分に合ったカリキュラムがしっかりと作成されて安心です。さらに、学習を進めていくうちに、自分の発音が苦手な英単語を抽出した練習リストや、自分に合わせたフレーズ復習リストを作ってもらえるため、最大限に効率の良い学習が可能です。これはAI学習の最大の魅力だと思います。
さらなるスピークバディの魅力
・スピークバディの発音練習のコーナーでは、自分の発話がどのようにきこえたか示してくれます。 つまり、自分が発したつもりの単語が、全く別の単語に聞こえてしまったり、語尾が落ちて聞こえたりすることがわかって良いです。 が、音素の厳密な正確さの判定はされないので、ELSAと平行してお使いになることをお勧めいたします。
・スピークバディのユーザーは、なんとコンテンツへのリクエストもできます。
・スピークバディのウェブサイトもぜひご覧いただきたいです。スタッフ様による英語学習ブログ、学習法の記事がたいへん参考になると思います!
・「フレーズ道場」学習からの経過日数・スコア・学習回数等から個別に適切なタイミングで「道場」が催されているそうです。 これにより、さらなる英会話フレーズの定着が進められますね。残念ながら私はまだ使い始めてから1ヶ月強なのでまだご招待には預かっておりません。これからトレーニングを積んで道場への入門が許される日が来るのがたいへん楽しみです!!!